今日の記事もかなり勝手な自己解釈です(^^;)
私は普段、介護施設の管理者をしている。
そんな私が普段あまり口にしない言葉がある。
それは、「協力」と「助け合う」という言葉。
同じような言葉だが私は全く違うものだと思っている。
【目次】
「協力する」と「助け合う」という言葉の意味
「協力する」という言葉と「助け合う」という言葉。
これは似ているような言葉だが全く別物だと思っている。
まずは、私が思う「協力する」という言葉と「助け合う」という言葉を解説しよう。
私が思う「協力する」
「協力する」という言葉のイメージとして私の頭に浮かぶものは、「周りを敵に囲まれた状態で背中を合わせて戦っている」イメージだ。
「そっちはお前に任せたぞ🔫」みたいなシーン。
これは、正面は自分が向いているから対応できるが、後ろは背中を合わせている人間が対応しなければ隙だらけとなってしまうという状況。
つまり、自分の仕事を全うして背中を預けている相手を信用しなければいけない状況。
信用できない相手ではかなり怖い・・・
もし、裏切られたり、わき見をされてしまうと自分の背後は隙だらけなわけだから。
私が思う「助け合う」
「助け合う」という言葉のイメージとしては、一人ひとりが自律していることが絶対条件(協力)。
その上に成り立っているもの、それが「助け合う」だと思う。
つまり、協力された状態のレベルでなければ「助け合う」ということは出来ないのだ。
ほとんどの人がこの「助け合う」という行為と「協力する」という行為を混同している。
「協力する」と「助け合う」どっちが大事?
もちろん、どちらも大事なことだとは思うが優先順位を付けるとしたら「協力する」だ。
なぜ、「協力する」を優先するかと言うと
先ほどの「背中を預けて戦う」イメージでも説明したが、組織で働くということはこういう状況だと思う。
例えば、違う部署同士
自分の部署の仕事を全うすることが組織として求められていること。
しかし、よくあるのが自分の部署は完ぺきではないのに相手の部署に対して、「ああしたほうがいい、こうしたほうがいい」ということ。
これは、部署だけでなく、個人単位でもよくあること。
背中を合わせ戦っているのに背中を預けているパートナーがよそ見をしてこちらの様子を見てくるわけだ。
つまり、背後は誰も守ってくれていないことになる。
ミツバチの役割分担
私は部下に「協力する」と「助け合う」を説明するときにミツバチの話をする。
ミツバチは自然界でも優秀な組織作りをしているので学ぶべきことが多い。
ミツバチは、巣を運営(言葉がおかしいか?)するためにそれぞれに役割がある。
生まれてからの期間で仕事内容が変化するようだ。
分かりやすい記事を見つけたのでこちらをcheck⇓
組織の理想的な姿はこれ。
協力し合っている状態だ。
蜜の集まりが悪いからと言ってすべてのミツバチが蜜を集めに行ったら「巣の清掃」「女王バチの世話」「敵が来たら戦う戦闘員」「育児をする係」などなどの機能が全て止まって結果、巣の運営は出来なくなってしまう。
これは、会社という組織でも全く一緒だ。
自分や部署の役割を全うしなければいけない
会社という組織で考える
事務スタッフと現場スタッフ、それぞれに大切な役割がある。
現場が忙しいと言って事務スタッフを全員現場に出してしまっては事務が回らなくなる。
私は管理者という立場だが、管理者に初めてなったような人は戸惑う。
現場に入らなくていいのだろうか?・・・
入らなくてよろしいです。
客観的に管理することが仕事です。
本来の自分の業務内容を理解せず、現場が困っているから助けたいと現場に入ってしまう管理者がいるがこんな組織はすぐにダメになる。
管理者業務をやってないわけだから。
まとめ
「協力する」も「助け合う」もどっちも大事。
でも、その意味を間違えてはいけない。
優先しなければいけないのは、「協力する」ことだ。
自分のやることをまずしっかりやる。
それが完璧に出来て尚且つ余裕があるときに始めて「助け合う」ことができるのだ。
よく、「助け合わないとだめだよ。」
とか聞くけどそれは違う。
まずは、自分のやるべきことをやるのが先決。
その上で余裕があって初めて助け合うのだ。
「あの人は忙しいのに手伝ってくれない・・・」
そんな言葉も聞くことがあるがそれも違う。
手伝ってくれないのではなく、組織の中で協力しているだけのこと。
そもそも、そんなことを考えている時点で自分の仕事に集中できておらず、自分の守るべきことをしていない。
背中を預けている相手もろとも敵がいたらやられてしまう。
ネットで
「協力」と検索すると「目的に向かって心を合わせ努力すること。」と出てくる。
「助け合う」と検索すると「互いが互いを助ける。」と出てくる。
助けることは信用がなくても出来る。
しかし、協力する(背中を任せる)ことは、信頼していなければできないことなのだ。
この意味の本質を理解し組織の中で働かなければいけない。
最後まで読んでいただきありがとうございますm(__)m
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