今日は、スターバックス・インターナショナル元社長のハワード・ビーハー氏の
「スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則」
のアウトプットをしていこうと思います!
まず、著書であるハワード・ビーハー氏なのですが、スターバックス・インターナショナル元社長になるような方なので、さぞ高学歴な方なのかと思いきやMBAどころか大学も卒業しておらず、完全に自身の培ってきた力と誠実さでこの地位まで登り詰めた男です。
ビーハー氏がスターバックスに入社したのは1989年のこと。
当時のスターバックスは、まだ28店舗しかなく、とてもこれから大企業に成長していくとは誰もが思わないような中小企業でした。
そんなスターバックスを国際的な大企業にまで成長させる立役者の1人になったのがハワード・ビーハー氏なのです。
この本が参考になる方は、
・これから起業を考えている方
・管理者やマネージャーの方
・キャリアアップを考えている方
・サービス業をしている方
だと思います。
私は、介護施設で従業員80名を束ねるマネージャーをしてますのでこの本はドンピシャな一冊でした!
この本を読んで私がとても参考になった箇所を3つ紹介していこうと思います!
かぶる帽子を選ぼう
まず、この帽子とは「人格」や「顔」のようなものを表しています。
例えば、職場での顔、奥さんの前での顔、子供の前での顔、友人の前での顔
などなど、人は様々な帽子を使いこなしています。
これをしているとどうなるか?
疲れちゃいますねぇ〜
そして!
本当の自分でいる時間が少なくなってしまいます。
それぞれで違う人格を演じてるわけですから結構神経も知らず知らずにすり減っちゃいますね。
ハワード・ビーハー氏もたくさんの帽子をかぶっていたため友人に
「誰になろうとしているんだ?」
と言われハッとしたそうです。
たくさんの帽子を所有すること、誰かがいいと思う帽子を選ぶのではなく、ちょうど自分にぴったりの帽子を一つ見つけてかぶることが大事ということです。
かぶる帽子を一つにするメリット
かぶる帽子を一つにするメリットとして、
・自分が生き生きと感じるものがわかる
・自分が好きになる
・自分をよく見せる必要もなくなる
・わかりやすく、誠実に、自分と他人を導くことができる
つまりは、素の自分でいると正直でいられて人生が楽になるよってことだと思います。
まずは、自分が幾つの帽子を持っているかと本当にかぶるべき帽子はどれかを探す必要がありますね。
とことん向き合い、向き合わせる
帽子の話は自分に対して向き合うということでしたが、スターバックスはパートナーに対しても徹底的に向き合わせます。
この本の中で最も私の印象に残ったフレーズがあります。
「スターバックスは誰にでも合う組織ではない。誰にでも合う組織は存在しない。あなたが夢に向かって仕事をしていないなら、ただ仕事だからという理由で働いているならあなたは間違った場所にいる」
何となーく働いているだけならあなたの居場所はここではない!
ということですね。
この言葉からは企業としてかぶっている帽子をしっかり提示しているのと同時にパートナー達にもしっかり考えろよってことだと思います。
そう、スターバックスの強みはここ
徹底的に自分に向き合わせて、自分の夢と会社の夢がどう一致し、どこまで自分のものとして責任を持てるか?
ということをやっているということです。
なぜ、この会社で働き
なぜ、この職場が合わないと考えるのかを突き詰めて考えさせる
私も上司という立場でこれを部下にやってもらおうと思ったこともありましたが、やはり何となく働いている人が多すぎてやって意味あるのかな・・・
という感じでしたのでもう一歩自分が踏み込むべきだなという学びを得ました。
おそらく、そこまでやってる企業は数%しかないでしょう。
でも、めちゃくちゃ大事な事はわかります。
そして、ハワード・ビーハー氏はこうも言っています。
「多くの人にとって学歴は成功への近道になる。だが、結局は学歴のある無しに関係なく、自分が何者で、どうしてこの会社で働いているかを知ることが成功の鍵となる」
帽子の話に戻りますが、自分というものを理解している大切さがここでも分かる一文です。
自主性を生む方法
組織が大きくなればなるほど、管理を必要としてスタッフ一人一人の自主性が失われていくもの。
これは、ある程度の組織になったところであれば同じような問題を抱えているはず
そして、私自身、今の悩みはまさにそこ!
スタッフ達に自主性を持って働いてもらうためにはどうしたら・・・
そのヒントが書かれていました。
掃除をする人が「ほうき」を選ぶべきだ。
ここではある程度組織が大きく管理が必要とされるレベルでの話になりますが、清掃員が使うようなものは一般的には、総務などがそれぞれのほうきのある場所を把握して同じものを同じように揃えた方が効率はいいですよね?
「ほうき」を使う清掃員はその与えられたほうきで掃除するのみ
まあ、これが生産性や効率を考えたときに一般的だとは思いますが、スターバックスは全てのパートナーを大切にしています。
実際にほうきを使う清掃員が使いやすいものを選んでもらった方が逆に生産性が上がるかもしれません。
そして、全てが受動的な仕事ではなく、もっと綺麗にするにはこういったものが必要だと自主性が生まれるかもしれません。
私自身、そこは感じていても管理する立場として目をつぶらなければいけない部分かと思っていました。
しかし、サービス業をするものとして、スターバックスのように「人」を大切にしなければこれからの時代はやっていけないでしょう。
生産性や効率性とパートナーの働きやすさや主体性のバランスを取らなければと本を読みながら反省しました。
まとめ
この本を一言で表すならば「誠実」という言葉が浮かんできました。
とにかく自分というものを見つめて、
自分が何者なのか?
自分がやりたいことは何なのか?
なぜここで働いているのか?
ということを徹底的に考えることによってかぶる帽子を絞ることによって、常に「素直」で「誠実」でいることの大切さを学びました。
その「素直」や「誠実」があるからこそ、全てのパートナーを大切にしていくことができるのだと。
人間と人間、避けて通りたいような場面は働いているとあると思います。
私も上司としての立場から
「うわぁ〜、これ言わなあかんかな〜」
とか思ったりすることもありますが、ハワード・ビーハー氏のように自分のかぶる帽子を見極め、素直で誠実な人間であろうと思いました。
スターバックスへ行ってハワード・ビーハー氏のイズムを感じるのが楽しみです^_^
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