夢ってどうやって見つけるんだろう?
30歳を過ぎても夢らしい夢を持ったことがない
きっとそんな人は多いと思う。
中学生の時に同級生の中には・・・
・獣医になる!
・看護師になる!
・教師になる!
と言った「夢」を言えるクラスメイトが何人かいた。
なーんにも考えていなかった自分からしたらめちゃくちゃ大人に見えた。
「まだ、何年も先の話。そのうち自分にも何か見つかるはずだ!」
中学生の頃はまだ楽観的に考えていた「夢」だけど、高校生、大学生と大人になるにつれて「焦り」に変わってきた。
進学先や就職先がどんどん決まっていく同級生を見て「夢」を考える事もやめていった。
自分は勉強もできないし、得意な事もない
そもそもやりたいと思える事もない。
「夢」は特別な人が持つものでそれ以外の人は、現実的にどう働いてお金を稼いで生きていくか?
苦労のある仕事はできるだけしたくないな…
そんなネガティブな思考に自分の脳内は覆われていった。
気付けばその状態で30歳を超えていた。
当然その間も「夢」らしい「夢」を一度も持ったことがない。
年を重ねれば重ねるほど、「夢」を持てなくなる、限定されていく。
そう思い込んでいた自分はこの本に出会い、目の前が急に明るくなったような気がした。
本来、年を重ねれば重ねるほど夢は大きく広がっていくもの。
夢を持てないと思い込んでいた自分が無意識にしている様々な制約。
これを取り除けば、自分も夢を持ち、夢に向かって走って行ける。
何より夢を思い描くだけでワクワクする。
この本を読んでそう思った。
今夢を持っていない人、夢の持ち方がわからない人、夢を持っていないことに焦っている人に読んでもらいたい一冊。
心に響いたところを読書メモとして残しておこうと思う。
[目次]
夢を持ったほうが良い理由
夢は持たなくても生きていける。
夢を持たなくても死ぬことはない。
特に困ることもない
夢を持っているかどうかで優秀かどうかが決まるわけでもない
そう考えるとなぜ「夢」を持つ事が大切なんだろうか?
それは、
「夢を持つと今日が楽しくなる」
からである。
夢を持つだけで毎日ワクワクする
「海外旅行へ行きたい!」
という夢を持ったとしよう。
海外旅行へ行くために毎日旅行先の観光スポットや宿泊するホテルを調べたり、
旅費を貯めるために貯金をしたりするだろう。
これは誰もが経験があるだろうが、すでにこの時点で楽しい。
ダラダラとテレビを見て過ごした方が楽だろうし、今、目の前にある食べたいものや欲しいものを我慢して旅費を貯めるのは結構大変なことだと思う。
夢を持つとその夢に向かっている過程(プロセス)そのものが楽しいものになる。
つまり、夢を持つだけで何気ない日々もワクワク楽しいものになる。
海外旅行へ行くという夢を持たなかったら、毎日淡々と過ごして終わっていったことでしょう。
極端にいえば、夢が叶うかどうかは、それほど大きな問題じゃない。
夢は未来のためではなく、今を楽しくしてくれるものなんだ。
夢なんて持たなくても生きていける。
夢を持っている人だけが優れているわけでも、偉いわけでもない。
でも、夢を持つと、今この瞬間がもっと幸せになる。
「夢」の持つ性質
このブログの最初を読んでもらうとわかると思いますが、学生時代の私の夢は、
「なりたい職業」
に関するもの。
どういう刷り込みかこれを夢だとずっと思っていた。
「なりたい職業」のことだけを考えて
なりたい職業がない=夢がない
と思い込んでいた。
そもそも夢は立派なものじゃなくていい。
なんだって夢にしたっていい
そもそも夢は最初は小さくても大丈夫
なぜなら
夢は勝手に成長するという性質を持っている
からだ。
私のように夢がないと思っている人がいれば、まずは
・欲しいもの
・行きたい場所
・住みたい場所
・獲得したいスキル
・持っておきたい教養
などを考えてみるといいと思います。
多分、これを考えるだけでもちょっとワクワクするはずです。
実際にささやかな夢であっても持ち続けていると、夢自体がどんどん進化し、成長していきます。これが夢の面白いところ
小さな夢が一つ実現すると、次の小さな夢が沸き起こってくるもの
だから、夢は立派じゃなくてよくて
まずは考えるだけでワクワクするようなことを大切にしていく必要があります。
その小さくてワクワクすることを「夢」と言ってしまえばいいのです。
夢に日付を入れる
小さい夢でもいいから「夢」ができたら夢に日付を入れましょう。
夢に日付を入れるとは、夢のゴールとなる日にちを「今」決めてしまうということです。
夢に日付を入れることの最大の効用。それは、「今日という一日」「今というこの一瞬が充実することです。ゴールの日付は、「今日の行動を変える」ために入れます。
「今日の行動を変える」ために夢の日付を入れる
確かに来月の◯日に海外旅行へ行くと夢に日付を入れてしまえば、今日の行動が変わりますね。
夢を描くときは、「積み上げ式」ではなく「逆算」の思考法が大切になってきます。
夢に日付が入ることによって現在地と夢までの距離が測れます。
一歩一歩夢に近づいている過程が日々を豊かなものにしてくれます。
心に残った言葉たち
「きみの遺伝的な特質も、周囲の環境も、他人も過去も変えることはできません。でもきみ自身と未来は変えることができる。その最良のツールが「夢」なのです。
「運命は禍から福へ、または福から禍へと移り変わるものだ。幸不幸に定まりはない」
「出会いは必然だし、まだ出会っていないのならば、私の器がそこまで広がっていないというだけ」
「全体の雰囲気は、実は細部によって成り立っています。」
「小さく考えられる会社は大きくなり、小さなことを疎かにしない人だけが成長できる」
「知識を得ることは行動するきっかけになり、行動することで、知識が少しずつ完成していきます。もし、知っていても行動しないのならば、それは本当の「知」とは言えません。そう、知って、行動して初めて本当の知恵になる。夢を実現するためには、この「本当の知恵」が不可欠です。」
「人生はプロセスことがすべて」
「夢は叶えることではなく、追いかけることで輝くものです。夢を叶えようと必死に努力する中で、心が磨かれ、成長することに価値があります。夢に向かって進んでいけば、必ず困難に出会います。そこで逃げずに、なんとか乗り越える過程で、自ずと人間性が磨かれていく。そこに夢を描く本当の意味があるのです。」
「例え小さな夢であっても、夢に向かって今日、なすべきことをしたのであれば素晴らしい1日を生き抜いたということ。」
この本を読んでの感想
夢を持つって思っていた以上に簡単!
そして、楽しい!!
読みながらワクワクしてきました。
いかに自分が夢といえるものを持たずに生きてきたことがもったいなかったことか!
いや、違う。
夢はあったはず。
それを夢と言うことが恥ずかしかったり、すぐに自分に制限をかけて自分には叶えられないものとして勝手に思い込んでいたりと夢を持たなかったことよりも夢を押し潰してきたことの方がもったいなかったと思いました。
この本を読み、夢の持ち方、夢のスイッチを押す方法を知ることができました。
もう、夢がないなんて言いません。
今は夢に溢れた人生で毎日やりたいことばかりで充実しています。
この一冊に出会えたことに感謝です。
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