これからこのブログを読んでくれる人
これから私に興味を持ってくれる人
に対して私のWork Historyをまとめて今の仕事観がどのように出来たのかを書いていきたいと思います。
今日は、一社目を半年で退職し、私の多くの仕事人生の時間を費やしてきた介護施設を運営する会社の話です。
2024年10月現在までに3分割ぐらいして書いていこうと思います。
2009年10月、新卒で就職した老人保健施設を半年で退職し、新設のデイサービスで生活相談員という役割で働くこととなりました。
この会社は、まだ他に事業をしておらず何もかもがゼロの状態からのスタートでした。
正社員とパートタイム
2009年10月から働き始めた会社では、正社員は私と管理者の二人、あとは7名のパートタイムからスタートしました。
社会に出て半年でしたが、正社員はパートを管理する立場というかパートタイムより責任がある立場であるということは理解していました。
とはいえ、社会人一年目の私が、40代50代のパートタイムの方達を上手に扱えることもなく、もう一人の管理者も含め完全に丸め込まれ、
パートタイムが上、正社員の方が下
でパートタイムの言うことを聞かなければいけないような状態となってしまいました。
正社員・パートタイムの本来の役割が全く機能しておらず組織はぐちゃぐちゃな状態。
こうなってしまった理由はいくつもありますが、完全な知識不足・経験不足です。
この時の経験があり、強く「組織とは」ということを意識するようになりました。
残業つけ放題
お金に関してはとても強いコンプレックスがありました。
高校を卒業した同級生は、残業をガンガンして手取りで25万円ほど
私は、大卒で17万円
若く体力があったので働いただけお金が欲しいと思っていました。
一社目では全く残業のない職場でしたのでそれができず、学生時代のスーパーのアルバイトを続けていました。
二社目では、最初から残業はやった分だけつければ良いと社長に言われ、
1ヶ月目の給与にとても喜びました。
しかし、社長が税理士に叱られたようでそれは1ヶ月で終わり、
残業はなし
となってしまいました。
この時のショックは、凄まじく裏切られた感がとてもありました。
また、初めての賞与が1年半後にありました。
社長からは頑張ってくれたからやっと出せる!
と期待を持たされ給与明細を渡されました。
知人のボーナス事情を聞いていると30万円ほど。
まだ、ボーナスをもらったことのなかった私からすると30万円はとんでもない金額です。
ワクワクして給与明細を見ると、額面で8万円…
世間の相場と社長の期待される言い方とのギャップに
ここでもかなり落とされていまいました。
今から思えば当たり前の話。
利益が出なければ何もできない。
そんなことも分からず、社長に対してこんなにも働いているのに!!
という怒りにも近い感情を持ったことを覚えています。
上振れする期待であれば良いですが、下振れされる期待は、絶対にダメ。
今、部下に対して絶対やらないことの一つです。
パートタイムに囲まれる正社員
月日は流れ、施設も軌道に乗り、2店舗目の開設の話が出てきました。
26歳で管理者となり、1店舗目を運営していく話が進んでいました。
いざ、管理者となり、気合を入れて改革をし始めた途端にパートタイムと衝突
パートタイム全員に取り囲まれ、非難される状態になってしまいました。
急激な改革についていけないこと(私の説明不足)や私の言動全てに反発してきました。
当時、自分のことを「俺」と言っていましたが。
管理者が「俺」ってどういうことですか!!
と突っ込まれてから自分のことを「私」というようになりました。
上に立つとは、本当に細かなところまで見られ指摘されるんだなと実感。
大勢のスタッフの前でどう振る舞うか?ということを意識した瞬間でした。
半人前の社会人からなんとか管理職としてやっていくまでの間に学んだことは
一職員として上司や会社からどう扱われるとどんな思いをするのか?
ということと
上に行くことによって一職員に対してどのように接しなければいけないかという
上司(会社)と部下の関係性についてでした。
会社の基本中の基本かもしれません。
そんなことをこの時期に学びました。